ヘルプが必要ですか?

ここでは、ツールの起動と実行に必要な情報を確認できます。また、質問がある場合には、その回答も確認できます。

FAQ

FAQガイドを使用して、TPMSおよびATEQ TPMSツールに関する質問の回答を見つけることができます。 FAQガイドには、TPMS、一般的なTPMSおよびTPMSツール情報、ATEQ TPMSツールの更新方法、TPMSツールのトラブルシューティングなどのトピックが含まれています。
43 質問

1つのセンサーをプログラミングするときは、「VERIFY ERROR, PLEASE TRY AGAIN(エラーを確認して、もう一度やり直してください)」というメッセージが表示されます。

  • アップロード中にこのような問題が起こった場合は、ツールが市販のセンサーに対応しているか確認してください。すべてのデータが正しい場合は、センサーに不具合がある可能性があります。センサーメーカーにお問合せください。
  • 検証中にこのような問題が起こった場合は、ツールのデータベースが正しくない可能性があります。アテックにお問い合せください。

2011年1月1日以前に購入したアテックVT15ツール

2011年1月1日以前に購入されたアテックVT15ツールはWebVTソフトウェアに互換性を持たせるためアップデートしてください。アップデートする場合はのダウンロード手順は次の通りです。

  • WebVTソフトウェアをダウンロードします。
  • ツールに付属のUSBケーブルでVT15をパソコンに接続します。
  • WebVTソフトウェアをダウンロード後、VT15からUSBケーブルを外します。
  • VT15上で「TX」ボタンを押すと、LEDが2個一瞬点滅します。
  • アップデートされ、ツールとWebVTの互換性があります。

OBDII再学習

OBDII再学習には新しいセンサーID番号を車載ECUに直接送信するため、TPMS診断ツールが必要です。各TPMSセンサーを検知し、車両のOBDポートに差し込み、ツール上に表示される手順に従ってください。新しいTPMSセンサーのID番号が車両に送信されます。アジアや欧州の車両の大半はOBDの再学習が必要になります。

2011年のトヨタ カムリに必要なOBDII再学習手順を行ってください。

  • 全タイヤに空気を入れます。
  • TPMSの診断ツールを使用して、すべてのセンサーID番号を読込みます。
  • ツールをOBDIIポートへ接続します。
  • ツール上でECUをリセットします。
  • エンジンを切り、再びエンジンをかけます。
  • 時速約19 km(12マイル)で最大5分間運転します。

Relearn Procedure Screenshot VT56 OBD RELEARN VT56 screen obd2 connect

VT56再学習画面 2011年型トヨタ カムリ

手動再学習と停止再学習システムには、TPMSを再学習する手順がいくつかあります。TPMS診断ツールでは、自動再学習、停止再学習、OBD再学習の操作を手順ごとに説明していますが、時間がかかり、複雑です。ディーラーや整備工場では、さまざまな理由からOBD再学習が標準となってきています。まず第一に、車種を問わず操作が同じなので作業が簡単であること。次に、OBD再学習は手順が少なく簡単、かつ時間の節約ができます。amra.orgによると、車両の62%はTPMS診断ツールが必要で、27%は、OBDの機能が必要です。このことからも、成長を続けるTPMS市場に合わせ、対応するOBDが多く信頼性のあるTPMS診断ツールを選ぶことが重要です。

ご存知でしたか?アテックは最も多くのOBDに対応(86%以上)しています。時間と費用の削減ができます!

ATEQ VT56 OBDII Module

OBDの再学習が正常に行われた後に、車両を運転するとTPMSのランプが再び点灯します。

  • 原因:市販センサーが車両のファームウェアに正しく通信していません。
  • ツールで市販品センサーに互換性があることを確認します。
    • VT56ツールでは[PROGRAM(プログラム)] > [MAKE (メーカー)]から車両メーカー、モデル名、年式を選択します。
    • VT55ツールでは[PROGRAM BLANK SENSOR(空白のセンサーをプログラム)]から車両メーカー、モデル名、年式を選択します。
    • VT36ツールでは[PROGRAM SENSOR(センサーをプログラム)]から車両メーカー、モデル名、年式を選択します(市販品のみ)。
  • 情報が正しい場合は、センサーメーカーにお問合せください。

SDカードの動作確認方法

VT56の場合は、ゴム製ケースを取り外します。右側に4GBのSDカードがあります。SDカードを押して取り出します。

VT56-screen-SD-card-faq          VT56-screen-SD-card-bad-faq

SDカード(VT56、VT55)の場所は?

  • VT56の場合は、ゴム製ケースを取り外します。右側に4GBのSDカードがあります。SDカードを押して取り出します。

vt56-sd-card-location

  • VT55の場合は、ゴム製ケースを取り外します。ツールの下側に2GBのSDカードがあります。SDカードを押して取り出します。

vt55-sd-card-location

TPMSとは何の略ですか?

Tire Pressure Monitoring System(タイヤ空気圧監視システム)です。

TPMSの再学習の手順

直接式TPMSシステムを搭載した車両で、空気圧調整、タイヤローテーション、センサーの交換などの作業を行う場合、TPMSシステムの再学習が必要になります。再学習を行なうとタイヤの各センサーのID番号を車載ECUが読めるようになります。再学習が完了するとTPMSの診断異常コードが消え、車両のTPMSシステムが適切に機能するようになります。

メーカーによって再学習の手順が異なります。整備士の方は車両ごとの再学習モードへの切替方法を充分に理解してください。一方で、直接式TPMSシステムの再学習には自動再学習、停止再学習、OBD再学習の3種類があります。さらに、2種類以上の再学習タイプを組合せて使用する車両メーカーもあります。間接式TPMSシステムでは初期化を行いますが、システムのリセット方法を判断するためにTPMSツールが必要となります。

下のチャートは直接式TPMSシステムを搭載したアジア、米国、欧州市場における3種類のTPMS再学習の割合を表しています。

TPMS relearn procedures chart

出典データ:アテック欧州データシステムより抽出 link

TPMSシステムのリセット手順

直接式TPMSシステムの正しいリセット方法

  • 作業を始める前に、TPMS診断ツール
    を使用してセンサーの検知と情報を読込みます。
  • 車両のタイヤ作業(空気圧の調整、タイヤローテーション、センサーの交換など)を行います。
  • 作業が終わったらTPMSシステムをリセットするために、TPMS診断ツールを使って再学習手順を実行します。

間接式TPMSシステムの正しいリセット方法

  • 初期化手順を実行します。この作業には、システムをリセットする手順をTPMS診断ツールで参照する必要になる場合があります。

TPMSトリガーツールで何を検知しますか?

タイヤ内のTPMSセンサーを「検知」または「復号」します。TPMSセンサーはタイヤ内部に取り付けられているので物理的に操作できません。したがって、センサーの復号または検知はTPMSトリガーツールを使用して無線で行います。

TPMSトリガーツールとは?

TPMSトリガーツールは、タイヤに内蔵されている無線タイヤ空気圧監視センサーを有効化、または検知します。すべてのTPMSセンサーには内部バッテリーがあり、保管中でも電力が徐々に消耗していきます。車両が工場で生産され販売店に供給されるときは、タイヤ内蔵のTPMSセンサーが「スリープ」モードに設定されています。そのため、タイヤ内蔵TPMSセンサーを「有効化」または「起動」するにはTPMSトリガーツールが必要になります。

 

ディーラー/整備工場用アテックTPMSトリガーツール:VT56、VT55、VT36、VT15

アテックTPMS DIYトリガーツール:VT36、VT30、VT15

産業用アテックTPMSトリガーツール:VT60S、DiagVT、VT520

TPMSリセットツール、TPMSトリガーツール、TPMS復号ツールとの違いは?

TPMSリセットツールは、夏用タイヤから冬用タイヤへの交換、タイヤ交換、タイヤローテーションなどのたびに純正TPMSセンサー、または市販TPMSセンサーをリセットするとき、あるいはプログラムしなおすときに使用します。

 

ディーラー/整備工場用アテックTPMSリセットツール:VT56、VT55、VT36、VT30

 

「スリープ状態」または無効状態のセンサーをTPMSトリガーツールで「起動」または有効化します。

 

ディーラー/整備工場用アテックTPMS起動ツール:VT56、VT55、VT36、VT30、VT15

アテックTPMS DIY起動ツール:VT36、VT30、VT15

産業用アテックTPMS起動ツール:VT60S、DiagVT、VT520

 

A TPMS decoding tool can trigger or activate sensors, receive TPMS sensor information and send the TPMS sensor information to the vehicle’s ECU. The TPMS sensor information received by the TPMS decoding tool includes the pressure within the tire, the temperature of the TPMS sensor, the wheel rotating speed, the TPMS sensor unique ID, the battery status of the TPMS sensor, and more.

 

ATEQ TPMS workshop activation tools: VT56, VT36, VT15

ATEQ TPMS DIY activation tools: VT36

USB接続の正しい動作の確認(VT56、VT55)

  • VT56:ツールの右側にUSBケーブルを接続します。画面の左上隅にあるUSBケーブルのアイコンを確認します。USBケーブルのアイコンが点灯している場合、USB接続は機能しています。

VT56-screen-usb-faq

  • VT56:ツールをブートモードにしてUSBケーブルの接続を確認します。まず、ツールの電源を切ります。[OK]ボタンを長押しして、次に「ON」ボタンを押して離します。

vt56-usb-cable-boot-mode-faq

  • VT55:ツールをブートモードにしてUSBケーブルの接続を確認します。まず、ツールの電源を切ります。左に曲がった下向き矢印の[ENTER(入力)]ボタンを長押しします。[POWER(電源)]ボタンを押してから離します。

vt55-usb-cable-faq

VT56プリンター:プリンターの動作確認の方法

  • 電源ケーブルが接続されていることを確認します。
  • 電源を確認します(オン/オフを長押し3秒)。
  • 用紙があるか(用紙の排出方向)を確認します。
  • 印刷します。

WebVTが機器を認識しない。

WebVT画面に「機器の検索中」または「機器が見つかりません」と表示されるときは、USBドライバをもう一度インストールしてください。エラーの原因は次のような場合が含まれます。

  • 新しいパソコンにWebVTをインストールしようとした
  • WebVTインストール時に機器がない、接続されていない、または電源が投入されていない

対策として次の手順を行ってください。

  1. 1.機器のUSBドライバをダウンロードします。VT56、VT55、VT36、VT30、VT15、Mitsureset、Quicksetについては、次のファイルをダウンロードしてください。Usbドライバー

 

アテックTPMSツールのアップデート方法

初めてツールをアップデートするときは、次の手順を行ってください。

  • アップデートする前にTPMSツールをブートモード(ブートローダー)にします。
    • VT56のブートモード方法:ツールの電源を切ります。[OK]ボタンを長押して、次に[ON]ボタンを押してから離します。
    • VT55のブートモード方法(ブートローダー):ツールの電源を切ります。左に曲がった下向き矢印の[ENTER(入力)]ボタンを長押しします。[POWER(電源)]ボタンを押してから離します。
    • VT36のブートモード方法:ツールの電源を切ります。[OK]ボタンを長押して、次に[ON]ボタンを押してから離します。
    • VT30のブートモード方法(ブートローダー):ツールの電源を切ります。左に曲がった下向き矢印の[ENTER(入力)]ボタンを長押しします。[POWER(電源)]ボタンを押してから離します。
  • 機器の電源を入れて、ツールキット付属のUSBケーブルでパソコンに接続します。
  • www.ateq-tpms.com/softwareに進みます。
  • 画面の上部にあるメニューからツールを選択します。「SUPPORT」にカーソルを合わせ、お使いのツールを選択します。
  • ソフトウェアをクリックしてファイルをダウンロードします。
  • ダウンロードされた「WebVT1.zip」ファイルを開きます。
  • WebVT.exeを実行し、画面の指示に従って進みます。
  • インストールが完了すると、デスクトップ上に「WebVT」のショートカットアイコンが表示されます。
  • 初めてWebVTを使用する場合は、「WebVT」を右クリックして「管理者として実行」を選択します。
  • 接続した機器でWebVTを検出すると、「デバイスが登録されていません」と画面に表示されます。まだツール登録していない場合は「「YES(はい)」を押してすぐに登録しますか」と聞かれます。
  • 必要なフィールドに入力してから「SUBMIT(送信)」をクリックします。
  • 「UPDATE DEVICE(機器をアップデート)」をクリックします。
  • 「ツールのアップデートは完了です」のウィンドウが表示されるまで待ちます。
  • 「OKAY(はい)」を押してWebVTを終了します。
  • パソコンからUSBケーブルとツールを取り外します。
  • 機器の電源を切り、再び電源を投入します。
  • これでアップデートは完了です。

 

初回以降のアップデート時は、次の手順を行ってください。

  • アップデートする前にTPMSツールをブートモード(ブートローダー)にします。
    • VT56のブートモード方法:[OK]ボタンを長押して、次に[ON]ボタンを押してから離します。
    • VT55のブートモード方法(ブートローダー):左に曲がった下向き矢印の[ENTER(入力)]ボタンを長押しします。[POWER(電源)]ボタンを押してから離します。
    • VT36のブートモード方法:[OK]ボタンを長押して、次に[ON]ボタンを押してから離します。
    • VT30のブートモード方法(ブートローダー):左に曲がった下向き矢印の[ENTER(入力)]ボタンを長押しします。[POWER(電源)]ボタンを押してから離します。
  • 機器の電源を入れて、ツールキット付属のUSBケーブルでパソコンに接続します。
  • 初回のアップデート時に作成されたWebVTアイコンをクリックします。
  • WebVTが接続する機器を検知したら、「UPDATE DEVICE(機器をアップデート)」をクリックします。
  • 「ツールのアップデートは完了です」のウィンドウが表示されるまで待ちます。
  • 「OKAY(はい)」を押してWebVTを終了します。
  • パソコンからUSBケーブルとツールを取り外します。
  • 機器の電源を切り、再び電源を投入します。
  • これでアップデートは完了です。

アテックTPMSツールのプログラミングに関する推奨事項

  • センサーはタイヤに取り付ける前にプログラムしてください。
  • 市販センサーをプログラムしたら検証を行ってください。
    • VT56ツールでは[CHECK TPM(TPMの確認)]からメーカー、モデル名、年式を選択します。
    • VT55ツールでは[CHECK SENSOR(センサーの確認)]からメーカー、モデル名、年式を選択します。
    • VT36ツールでは[PROGRAM SENSOR(センサーをプログラム)]からメーカー、モデル名、年式を選択します(市販品のみ)。
  • プログラム可能なセンサーは、純正センサーと同じように反応するはずです。

サポートにご連絡いただく前に知っていただきたいこと

サポートにご連絡いただく前に、ソフトウェアが最新の状態にアップデートされているかご確認ください。アテックTPMSツールで発生する最も多いエラーの原因は、古いバージョンのソフトウェアをお使いになっていることです。ご使用のソフトウェアをアップデートして、問題が解消されるか確認してください。

センサーが検知しても反応しない

  • センサーまたは間接式システムが車両に搭載されているかどうかを確認します。
  • VT56ツールでは[SERVICE(サービス)]からメーカー、モデル名、年式を選択します。
  • VT55ツールでは[CHECK SENSOR(センサーの確認)]からメーカー、モデル名、年式を選択します。
  • VT36ツールでは[PROGRAM SENSOR(センサーをプログラム)]からメーカー、モデル名、年式を選択します。
  • VT30ツールでは[VEHICLE SELECTION(車両の選択)]からメーカー、モデル名、年式を選択します。
  • センサーを検出できない場合は、タイヤに対してツールの位置を変えます。35秒以上待ちます。ツールとタイヤとの距離を変えます。
  • 車両すべてのセンサーで試しください。すべてのセンサーが検知できないことは非常にまれです。いずれかのセンサーから応答がある場合は、検知できなかったセンサーに不具合があることが分かります。不具合があるセンサーを交換してください。
  • すべてのセンサーが検知できない場合、ツールのデータベースで使用されるTPMSプロトコルに問題かある可能性があります。アテックにお問い合せください。

センサーのプログラム中、ツールに「WRONG FREQUENCY, CHANGE SENSOR(周波数が間違っています。センサーを交換してください)」というメッセージが表示されたとき

車両で使用する周波数(315~434MHz)ではプログラムできない市販センサーです。センサーと選択した車両に互換性があるかどうか確認してください。

センサーの検知を初めて行うと、[REDUCE TIRE PRESSURE(タイヤ空気圧を減圧)]のメッセージが表示されます。

第1世代のTPMSセンサー(Beruやパシフィックなど)を有効にするには、空気圧を加える必要があります。センサーがホイールに取り付けられている車両は、車両指定の空気圧に従いタイヤに空気を入れます。センサーの検知を行い、同時にタイヤから空気をゆっくり抜きます。数秒後に、センサーが応答します。タイヤに正しいタイヤ圧を入れます。

タイヤ空気圧についての知識

  • タイヤは3カ月ごとに0.2気圧(2.9 PSI)の空気が自然に抜けます。
  • タイヤが破裂した車両の86%は、少しずつ空気が抜けるスローパンクが発生していました。
  • 空気圧不足のタイヤは破裂の恐れがあるだけでなく、ハンドルを取られるなど車両の安定性も損ないます。また、燃費の悪化やタイヤの寿命が短くなる原因にもなります。

ツールのアップデートができない

サポートにお問い合せいただく前に、次の対処方法をお試めしください。

  • サービスを購入していますか?
    • サービスが終了した場合は、ソフトウェア サービスのご購入についてはツールの販売店にご連絡ください。
  • バッテリーは充電されていますか?
    • 充電が少ない状態にならないよう、充電器を接続してください。
  • ソフトウェアのバージョンは?ソフトウェアのバージョンに対応したパソコンをお使いですか?
    • WebVTがインストールされているか確認します。操作については「アテックTPMSツールのアップデート方法」を参照してください。
  • パソコンがツールを認識していますか?
    • 接続するUSBポートを変えみてください。
  • インターネットの接続速度は十分ですか?
    • インターネット接続が途中で途切れた場合は、初めからやり直してください。
  • パソコンのスクリーンセーバー機能は無効になっていますか?
    • 有効になっているとダウンロードが中断されることがあります。パソコンのスクリーンセーバー機能やオートスリープ機能は無効にしてください。
  • アップデート中にインストールが停止された場合
    • アップデートが開始できない場合は、ツールをブートモードにしてみてください。
      • VT56のブートモード方法:ツールの電源を切ります。[OK]ボタンを長押して、次に[ON]ボタンを押してから離します。
      • VT55のブートモード方法(ブートローダー):ツールの電源を切ります。左に曲がった下向き矢印の[ENTER(入力)]ボタンを長押しします。[POWER(電源)]ボタンを押してから離します。
      • VT36のブートモード方法:ツールの電源を切ります。[OK]ボタンを長押して、次に[ON]ボタンを押してから離します。
      • VT30のブートモード方法(ブートローダー):ツールの電源を切ります。左に曲がった下向き矢印の[ENTER(入力)]ボタンを長押しします。[POWER(電源)]ボタンを押してから離します。
  • アップデートされない場合は、再度アップデートしてください。

ツールのソフトウェアのアップデート後、最初にOBDII Moduleに車両を接続したときに、VT55/VT56が点滅する理由は?

OBDII Moduleには新しいファームウェアがあり、機器は車両との通信とOBDIIファームウェアのアップデートを同時に行おうとしているからです。ツールの電源を切り、もう一度電源を入れてください。メインメニューが表示されたら、OBDII Moduleを機器のみに接続してください。OBDIIのもう一端はなにも接続しないでください。ツールおよびファームウェアがOBDII Moduleを検出したら直ちにアップデートが開始されます。アップデートは60秒以内で完了します。完了したら、OBDII Moduleを取り外し、機器の電源を切ります。アップデートは完です。

ツールの製造番号の表示位置は?

アテックTPMSツールおよび装置すべてに製造番号が表示されているわけではありません。アテックTPMSツールの製造番号は以下の位置をご覧ください。技術サポートへお問い合せの際は、製造番号をお伝えいただくとお待たせする時間が短縮できます。

 

VT56:製造番号はツール裏面のB366から始まる番号です。

VT56-serial-number

VT55:ゴム製カバーを取り外したツール裏面に製造番号が記載されています。製造番号を確認するにはゴム製カバーを外してください。B285で始まる番号です。

VT55-serial-number

VT36:製造番号はツール裏面に記載されています。K360で始まる番号です。

VT36-serial-number

VT30:製造番号はツール裏面のK300から始まる番号です。

VT30-serial-number

VT60/VT60S:製造番号はツール前面に記載されています。B258で始まる番号です。

VT60-S-FACE-serial-number

VT520:製造番号は装置前面に記載されています。C102で始まる番号です。

VT520-FACE-serial-number

DiagVT: 製造番号はツール前面に記載されています。B240で始まる番号です。

DiagVT-serial-number
TTD(タイヤ溝ゲージ):製造番号はツール裏面に記載されています。B380で始まる番号です。

TTD-back-serial-number

ディーラー/整備工場でTPMSツールが必要な理由は?

TPMSツールが必要なときは次の通りです。

  • 新しく取付けたTPMSセンサーを有効にするとき
  • タイヤのローテーション、冬用タイヤから夏タイヤへの交換、新しいホイールの取り付けなど、新しいセンサーを認識するために車載ECUを再びプログラムするとき
  • TPMSセンサー情報を車載ECUに送信するため、TPMSセンサーを有効にして情報を検知するとき

ディーラー/整備工場用アテックTPMSツール:VT56、VT36、VT15

データベース上に車両が見つからない。

アテックでは全乗用車の99%に対応しています。TPMSシステムを搭載した車両がツールに表示されない場合は、アテックにお知らせください。

パソコンで機器を検出できない

WebVTの画面に「機器の検索中」または「機器が見つかりません」と表示されるときは、USBドライバをもう一度インストールしてください。エラーの原因は次のような場合が含まれます。

  • 新しいパソコンにWebVTをインストールしようとした
  • WebVTのインストール時に機器がない、接続されていない、または電源が投入されていない

機器のUSBドライバをダウンロードします。VT56、VT55、VT36、VT30、VT15、Mitsureset、Quicksetについては、次のファイルをダウンロードしてください。 USBドライバ

メーター内にタイヤ空気圧警告灯が表示される理由は?

タイヤの空気圧が低下すると警告灯が点灯しますが、車両のドアに記載されている指定空気圧まで空気を入れるとランプは消えます。車両の発進後にタイヤ空気圧警告灯のアイコンが数秒間点灯し、表示が消えない場合は、いずれかのタイヤの空気圧が指定空気圧より25%以上低下しています。タイヤ空気圧警告灯が約1~2分間点滅する場合は、TPMSシステムに不具合があります。

他にもタイヤ空気圧警告灯が点灯または点滅するときは、さまざまな状況が考えられます。考えられる原因は次の通りです。

  • センサーのバッテリーが切れている。
  • バルブが損傷または腐食している、または部品が足りない。
  • TPMSシステムに電圧が供給されていない。配線や内部の電子部品が正しく機能していない。
  • タイヤの修理やローテーションの際に、再学習手順が正しく行なわれなかった。

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停止再学習

停止再学習は、車両を運転しなくても新しいTPMSセンサーのID番号が車載ECUに送信されます。この再学習では、診断ツールまたは診断スキャンツールを使用して車両を学習モードにしているとき、センサーを検知するTPMSトリガーツールが必要です。無線周波数(RF)の信号で車載ECUと通信し、センサーがどの位置にあるか検知します。

2014年のフォード エスケープ(キーイグニッション車)では、次の停止再学習手順を行ってください。

  • 全タイヤに空気を入れます。
  • エンジンを切ります。
  • ブレーキペダルを踏んで離します。
  • エンジンの「オフ」「オン」を3回繰り返し、3回目に「オン」の状態にします。
  • ブレーキペダルを踏んで離します。
  • エンジンを切ります。

Relearn Procedure Screenshot VT56 STATIONARY RELEARN

VT56再学習画面 2014年型フォード エスケープ(キーイグニッション車)

商用車両の場合には、データベースに表示されないことがあります。

  • 輸入車は設定でデータベースの地域(欧州、米国、韓国)を変更すると見つかることがあります。
    • VT56ツールの[SETTINGS(設定)]から[米国、欧州、韓国]に進みます。
    • VT55ツールの[SETTINGS(設定)]から[ZONE(地域)]に進みます。
    • VT36ツールの[SETTINGS(設定)]から[ZONE(地域)]に進みます。

夏タイヤから冬タイヤへの交換時に「COPY SET(設定をコピー)」機能を使用すると「VERIFY ERROR, PLEASE TRY AGAIN(エラーを確認して、もう一度やり直してください)」というメッセージが表示されます。

作業の開始時にこれが起こる場合は、次の手順を行います。

 

  • 市販センサーに互換性があることを確認します。ツール上でセンサーが車両メーカー、モデル名、年式に対応しているか確認します。
    • VT56ツールでは[PROGRAM(プログラム)] > [MAKE (メーカー)]から車両メーカー、モデル名、年式を選択します。
    • VT55ツールでは[PROGRAM BLANK SENSOR(空白のセンサーをプログラム)]から車両メーカー、モデル名、年式を選択します。
    • VT36ツールでは[PROGRAM SENSOR(センサーをプログラム)]から車両メーカー、モデル名、年式を選択します(市販品のみ)。
  • センサーに互換性がある場合、ツールのデータベースが間違っている可能性があります。アテックにお問い合せください。

 

検証時にこれが起こる場合は次の手順を行います。

  • 市販センサーに互換性があることを確認します。
    • VT56ツールでは[PROGRAM(プログラム)] > [MAKE (メーカー)]から車両メーカー、モデル名、年式を選択します。
    • VT55ツールでは[PROGRAM BLANK SENSOR(空白のセンサーをプログラム)]から車両メーカー、モデル名、年式を選択します。
    • VT36ツールでは[PROGRAM SENSOR(センサーをプログラム)]から車両メーカー、モデル名、年式を選択します(市販品のみ)。
  • すべてのデータが正しい場合には、プログラム可能なセンサーのいずれかに不具合がある可能性があります。センサーメーカーにお問合せください。

市販TPMSセンサーのプログラム方法

プログラム可能な空白の市販センサーを使って新しいIDを作成し、古いセンサーを交換します。タイヤのサービス作業前にメーカー、モデル名、年式の選択、車両識別番号(VIN)をスキャンすることにより車両センサーの検知を行います。(車両識別番号(VIN)スキャンのオプションは北米のみ)。車両センサーを検知するとセンサーが損傷または欠陥しているかが分かります。センサーの検知を試みた後でもセンサー情報が表示されない場合は、車両メーカー、モデル名、年式、センサーのモデルを選択して新しくセンサーを作成する必要があります。

VT56と市販TPMSセンサーのプログラム方法は以下のビデオをご覧ください。その他のTPMSツールでセンサーをプログラムするにはこの方法を適用してください。

アテックVT56で空白のセンサーをプログラムする方法は2つあります。

オプション1:センサーメーカーを選択
– メインメニューから「Program(プログラム)」を選択し、次にプログラム可能なセンサーのモデルを選択します(注意:アテックTPMSツールは主要市販ブランドすべてのプログラム可能なセンサーに対応しています)。
– 次に、車両メーカー、モデル名、年式を選択します。
– [CREATE(作成)]を選択し、続いて[OK]をクリックして新たなセンサー情報を作成します。
– センサーにツールのアンテナを合わせます。
– センサーが正常にプログラムされました。

オプション2:車両メーカー、モデル名、年式を選択
– メインメニューから「Program(プログラム)」を選択し、次に車両メーカー、モデル名、年式を選択します。
– 次に、プログラム可能なセンサーのモデルを選択します(注意:アテックTPMSツールは主要市販ブランドすべてのプログラム可能なセンサーに対応しています)。
– [CREATE(作成)]を選択し、続いて[OK]をクリックして新たなセンサー情報を作成します。
– センサーにツールのアンテナを合わせます。
– センサーが正常にプログラムされました。

持っているTPMSツールでセンサーの検知、有効化、またはリセットできない理由は?

お持ちのTPMSツールでセンサーを有効化またはリセットできない場合、最新のTPMSセンサーに対応したアップデートの適用をお勧めします。TPMS市場は成長を続けており、新しいTPMSセンサーが絶えず導入されています。アテックのエンジニアは、TPMSツールが現在導入されているすべてのTPMSセンサーに互換性を確保するため、日々努力しております。
VT56、VT55、VT36、VT30、VT15などのアテックTPMSツールはアップグレードによって、市場に導入される最新のTPMSセンサーに互換性を持たせることができます。

汎用TPMSツールとは?

汎用TPMSツールは今あるすべてのTPMSセンサーを検知、または有効化できます。一方、TPMSツールは1種類または数種類のセンサーにのみ対応します。

 

ディーラー/整備工場用アテック汎用TPMSツール:VT56、VT36、VT15

DIY用アテック汎用TPMS ツール:VT36、VT15

産業用アテック汎用TPMSツール:VT60S、DiagVT、VT520

直接式 vs. 間接式TPMSシステム

TPMSシステムには直接式TPMSと間接式TPMSの2種類があります。直接式TPMSシステムはホイールの内側にTPMSセンサーを取り付け、空気圧データをリアルタイムで車載ECUに送信します。アジア、米国、欧州の車両で採用されています。間接式TPMSシステムはおおよそのタイヤ空気圧を検知するため、タイヤの回転数を監視するABSシステムが用いられています。アジアや一部欧州の車両で採用されています。

空気圧表示が間違っている。

考えられる原因:使用されているプロトコルが間違っています。アテックにお問い合せください。

純正、汎用、設定可能またはプログラム可能なTPMSセンサー

直接式TPMSシステムを搭載する車両にはTPMSセンサーがあります。TPMSセンサーが機能していない場合は、再学習作業の前にセンサーを交換してください。損傷したTPMSセンサーの代わりに純正センサーや市販センサーに交換してください。

市販TPMSセンサーには汎用のものや、設定可能またはプログラム可能なものなど様々な種類があります。純正センサー、汎用センサー、設定可能なセンサーには、新しいセンサーID番号があらかじめ設定されており、TPMS診断ツールを使用して有効にする必要があります。プログラム可能なTPMSセンサーは、TPMS診断ツールを使用して古いセンサーからID番号を転送するか、新しいID番号を作成してください。

VT56 copy sensor

複数のブランドを扱う修理工場では、汎用センサーや純正センサーへの対応が必要です。Alligator sens.it, BWD Standard OE and Standard QWIK, Continental REDI-Sensor, Dorman Direct Fit, Hamaton U-Pro, HUF IntelliSens, MOBILETRON, NAPA QWIK and OE Design, Orange Simple Sensor, Schrader EZ-sensor, SMP Standard OE、 STEELMAN Selectなど、最も数が多い市販製品に対応しています。

TPMSセンサーの作業に関する、アテックVT56およびVT36の重要な機能は次の通りです。

  • センサーID番号、psi、周波数、温度、バッテリーの寿命などのセンサー情報が表示されます(センサーの中には温度やバッテリー寿命データが表示されないのもあります)。
  • 車両メーカー、モデル名、年式(MMY)の選択によるセンサーの部品番号の検索
  • センサーや車両の年式(MMY)の選択によるセンサーのプログラム
  • 段階別の車載自己診断機能(OBD)、自動、停止、間接的学習

VT56 screen copy set        VT36_Sp sensor info

純正または市販センサーを4つとも検知した後にOBDII ModuleとECUに接続しても何も起こりません。

先に進む前に、上述の項目をすべて確認してください。

純正や市販センサーを4つとも検知した後にOBDII ModuleとECUに接続しても、「TRANSFER_FAILURE(送信エラー)」のメッセージが画面に表示されます。

  • 考えられる原因1:進捗状況が変化しない場合はOBDIIプロトコルが間違っており、ツールとECUとの間の接続が確立できていません。データベースに問題があります。車両識別番号(VIN)を入力して年式の選択を確認します。
  • 考えられる原因2:進捗状況が一度は変化したものの途中で停止した場合、ソフトウェアにエラーがあるか、市販センサーに互換性がない可能性があります。いずれの場合も正しいデータがECUへ送信されません。
  • ツールで市販品センサーに互換性があることを確認します。
    • VT56ツールでは[PROGRAM(プログラム)] > [MAKE (メーカー)]から車両メーカー、モデル名、年式を選択します。
    • VT55
    • VT36ツールでは[PROGRAM SENSOR(センサーをプログラム)]から車両メーカー、モデル名、年式を選択します(市販品のみ)。

自動再学習

自動再学習は、TPMSツールで再学習をしなくても複数のTPMSセンサーのID番号を学習することが可能です。さらに、タイヤの空気圧調整、センサーのローテーション、センサーの交換ができます。また、車両を一定時間運転した後、TPMSシステムが自動的にリセットされます。ただし、タイヤ/ホイールの作業前に、TPMSツールを使用して車両の各センサーが正しく作動しているか必ず確認してください。

2008年のダッジ チャージャーに必要な自動再学習手順を行ってください。

  • 全タイヤに空気を入れます。
  • 20分間運転します。

Relearn Procedure Screenshot VT56 AUTO RELEARN

Image of VT56 自動再学習画面 2008年型ダッジ チャージャー

車両にTPMSセンサーが装備されている理由は?

タイヤ空気圧監視システム(TPMS)は、タイヤの空気圧の状態をドライバーに伝えるための機能です。通常のシステム動作では、いずれかのタイヤの空気圧が指定空気圧より25%以上低下すると、TPMSシステムによってタイヤ空気圧警告灯が点灯し、ドライバーに注意喚起を行います。タイヤセンサーで「タイヤ空気圧低下」が検知されると、315MHzまたは433MHzの無線周波数(RF)信号が車載ECUに送信され、タイヤの空気圧が指定の数値を下回ってないか判断されます。車両によって、タイヤ空気圧警告灯またはその位置を特定する警告が表示されます。

2000年、ファイアストン社はタイヤのトレッド剥離により650万本以上をリコールしました。NHTSA(米国運輸省道路交通安全局)はその後、2008年までに米国内で販売されるすべての自動車にタイヤ空気圧警報システムを装備することを義務付けるトレッド法の初版を施行しました。対象車は車両重量が約4.5トン(10,000ポンド)以下のすべての乗用車・軽商用車です。

TPMSシステムのメリット:

  • タイヤの空気圧不足をドライバーに警告
  • タイヤの故障による交通事故のリスクを軽減
  • 燃料消費の改善、タイヤ寿命の延長
  • 少しずつ空気が抜けるスローパンクの危険を軽減
  • 自動車メーカーがタイヤの空気圧を指定することで運転中の安全を保証しています。しかし、現在のタイヤ技術では、50%の空気不足の状態を目視で識別することはほぼ不可能です。

TPMSを装備したタイヤは、TPMSセンサーの内部空気圧情報を読取り、空気圧が一定以上低下したときにタイヤ空気圧警告灯を点灯してドライバーに警告します。

ateq

重要:OBDで問題が発生した場合は、まず次のことをご確認ください。

  • 購入したOBDモジュールがツールに対応しているか確認します。
    • VT56 OBDII Moduleは黒色に灰色のシールが貼られています。

obd2-cable

  • VT55 OBDII Moduleは黒色に黒色のシールが貼られています。

OBD2-for-VT55

  • ツールが十分に充電されているか確認します。充電レベルは50%以上にします。
  • OBDモジュールをRJ45ケーブルでVT56ツールに接続しているときは、ツール画面の左上隅にOBDアイコンが表示されることを確認します。
  • VT56VT55のOBDモジュール上に緑色のLEDが点滅しているか確認してください。ランプが赤色の場合、ケーブルをOBDモジュールとツールから取り外します。ケーブルを再び接続してツールの電源を入れます。ランプが赤色の場合、OBDモジュール、ケーブル、ツールのいずれかが故障している可能性があります。ケーブルを交換する際は販売元にご連絡ください。
  • VT56ツールの場合、センサーのプログラム後にOBDプロトコルが送信可能な状態になると、左下隅に黄色のアイコンが表示されます。OBDモジュールを接続し、続行します。
  • OBDモジュールを車両へ接続するとき、OBDモジュールが車両のOBDプラグに対してまっすぐに挿入されていることを確認します。
  • センサーの検知では必ずツールに表示される順に沿って作業を行うことが重要です。左前輪から開始し、左後輪で終了します。
  • データをECUに転送するには車両をIG-ON(オン)状態(電気系統すべてが作動状態になっていること)にしてください。
  • 注記:OBDモジュールは、再学習が終わるたびに必ず車両とツールから外してください。

ビデオ

ATEQ TPMSツールのアップデート方法は? ブランク汎用センサのプログラム方法は? TPMS ECUのリセット方法は? 当社のビデオライブラリを数分ご覧ください。また、ATEQビデオをご覧になり、タイヤ空気圧監視システム、ATEQ TPMS製品、TPMSの再学習手順、さまざまな車両でTPMS診断を実行する方法、および多くのヒントとコツについてご確認ください。 ATEQのビデオを使用すると、TPMSに関する追加情報を一目で把握でき、整備工場の貴重な時間を節約できます。
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